2024年11月1日より、熊本県熊本市がGIGAスクール構想により導入しているLTE対応のタブレット内に、HAZARD Busterをインストール・利用し、児童の登下校時の安全対策に関する実証実験を開始します。
熊本市においては、最近、不審者事案が増加傾向にあり、児童を危険から守るため、すでに市が取り組んでいる対策に加え、ICTを活用し、これまで保護者・学校、地域の目が行き届かなかった「見守りの空白地帯」といわれる児童ひとりひとりの登下校時の状況を、リアルタイムで保護者・学校が把握できる仕組みを構築し、児童に対しても危険情報を知らせることで、児童が安心して登下校できる環境の整備(安全対策強化)を行います。
これまで1対1(児童と家族)で位置情報などを把握できるサービスは数多くありますが、HAZARD Busterは、児童と家族はもちろん、学校から各児童の把握、さらには、自治体から各学校・各児童に対して、情報の共有などを行える特殊な機能を備えたサービスです。
想定される効果として、児童のタイムリーな現在地を取得できるほか、最短1分間隔(学校ごとに設定可能)で位置情報を追跡でき、どのように移動したのか軌跡の確認も行うことができます。
万が一の場合足取りを追ったり、緊急時には迅速な対応ができるようになります。
また、地図上に防犯情報や災害情報・地域の避難場所などの情報を、独自のアイコンや影響範囲と共に表示させて見える化を行え、緊急時の通知や平時における安全学習・防犯学習に用いていただくこともできます。
さらに、課外学習時や学校からの日々の連絡などにも幅広く利用いただけるようになっています。
LTEやBWA(地域BWA:Broadband Wireless Access)などで学校外でデータ通信が確保されているとより効果的にHAZARD Busterをご利用いただくことができます。